June 7, 2019

米太陽光市場、2030年までに「累積500GW」、SEIAが目標 国内総発電量で20%を占め、新たな基幹電源に

Published at Nikkei Technology ---

電力の太陽光比率は2.3%に

 米国エネルギー省(DOE)・エネルギー情報局(EIA)は、再生可能エネルギーが米国の総発電量に占める比率が2008年からの10年間で2倍に増えたと発表した。
 この急拡大は、風力と太陽光発電が大きく貢献していて、EIAのデータによると、太陽光の発電量は、2008年の200万MWhから2018年には9600万MWhに急増し、国内総発電量の2.3%を占めるまでに成長したという(図1)。
図1●米国における太陽光発電量の推移
(出所:U.S. Energy Information Administration)
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累積導入件数が200万件突破!

 さらに、先月、米国太陽光産業協会 (SEIA)は、 米国における太陽光発電設備の累計導入数が200万を超えたと発表し、米太陽光発電市場における「大きな節目」と位置づけている。
 これは、SEIAと、クリーンエネルギーに関する調査・コンサルティング会社であるウッドマッケンジー・パワー&リニューアブルの共同で制作されたデータによるもので、この200万件には住宅用太陽光発電システムだけではなく、商業・産業用、さらに数百MW規模の発電事業用太陽光発電所も含まれている。ちなみに200万件の太陽光発電設備の総出力容量は70GWを超え、これは、1200万軒に及ぶ米一般家庭の年間電力消費量に匹敵する(図2)。
図2●米太陽光発電設備導入数推移(四半期別・青、累積・赤)
(出所:Solar Energy Industries Association and Wood Mackenzie Power & Renewables)
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 SEIAによると、「最初の100万件」を達成するのに40年もかかったが、200万件に達する「次の100万件」は3年足らずで達成された。
 SEIAで最高経営責任者(CEO)兼社長を務めるアビゲイル・ホッパー氏は、「現在170億ドル規模のこの(太陽光発電)産業は、5年後にさらに2倍に成長すると予想されている。2020年代は、太陽光が新たな基幹電源に飛躍する10年間になると信じている」と語った。
 ウッドマッケンジー・パワー&リニューアブルは、米国における累積太陽光発電設備導入数は2021年には300万件、そして2023年には400万件を超え、今後も導入数が加速すると予想している。さらに、同社のアナリストによると、2010年には10分間毎に平均1件の太陽光発電システムが設置されていたものの、2024年までには、1分間に平均1システムの設置ペースとなると予想されている...Read More Here