米ソーラーファンデーション財団 (The Solar Foundation) が発表した2016年の「米太陽光発電産業雇用統計」によると、米国における新規雇用の50人に1人は太陽光発電産業から創出されたことがわかった。
さらに、太陽光発電産業に従事する雇用の成長率(雇用増加率)は米経済の成長率をも上回った。過去4年間連続で太陽光産業の雇用成長率は20%を超えており、2016年の新規雇用数は 5万1000人で、同産業での総雇用者数は、過去最大の前年比25%増の伸びとなった。
図)米国・太陽光発電産業における雇用者数の推移 (出所:The Solar Foundation) |
この新規雇用者数は、太陽光発電の設置容量の拡大が背景にある。リーサーチ・コンサルティング会社である米GTMリサーチによる最新の市場データによると、米国における2016年の太陽光発電導入容量は14.6GWで、前年比95%増、と大きく拡大した。
新規雇用者数が最も多いのは「施工業」
太陽光発電産業雇用統計を職別に見ると、施工業が新規雇用者数の34%を占め、次いでプロジェクト開発が23%を占めた。さらに、職別の雇用増加率を見ると、製造業で前年比26%増、施工業が14%増、プロジェクト開発が53%増、そして販売・流通業が32%増となっている。
ちなみに、販売・流通業は、太陽光発電関連機材・サービスなどの卸売、小売り、または米国・海外製機材の倉庫・流通を施工業者に提供する業務などを含む。。。See More Here