自宅の屋根や敷地内ではなく、地域社会(コミュニティー)内やその近くに設置された太陽光発電システム(コミュニティーソーラー)の一部を購入する。コミュニティーソーラーで発電した電力は、あたかも自宅に太陽光発電システムが設置されているかのように、電力会社に売ることができる。その電力によって、毎月の電気料金の支払額を削減する。
150 kW Community Solar System in Vermont, Credit: Soveren Solaris |
開発業者にとっては、太陽光発電システムの設置が困難だった電力消費者の開拓が可能になるというわけだ。
2006年に初の事例
米国初のコミュニティーソーラーは、2006年にワシントン州エレンスバーグ市に設置された70.5kWのシステムと言われている。現在、コロラド州やミネソタ州、カリフォルニア州など10州が、法律や規定でコミュニティーソーラーの導入を促進している。
米NREL(National Renewable Energy Laboratory)の発表したレポート「Status and Trends in the U.S. Voluntary Green Power Market(米国での自発的グリーンパワー市場の現状とトレンド)」によると、2014年9月時点で全米に合計40MWの64のコミュニティーソーラーが存在する。2014年9月時点で未完成の建設中のプロジェクトは60MW近くになるという。.. Read More Here