まずカリフォルニア州で施工開始
昨年のマスク氏の発表では、 日本瓦に似たS型でオレンジ色のツーソン・タイル、斧で割った石片のようなスレート・タイル、斧で割った木片のような質感のテクスチャーガラス・タイル、そして、平らなスームズガラス・タイルの4種類が紹介された。
そのうち、今回販売開始となったのはスームズガラス・タイルとテクスチャーガラス・タイルの2種類。スレートとツーソン・タイルは来年に販売を開始する予定となっている。
同社は数カ月前からこの新製品のため、屋根職人の雇用を拡大し、6月からまず太陽光発電システムの市場が最も大きいカリフォルニア州でソーラールーフの施工を始めると発表した(図1)。
図1●テスラ社のソーラールーフ・タイルが設置された住宅(出所:Tesla) |
価格とソーラーと非ソーラーの比率を表示
この販売予約の開始と同時に、同社はついにソーラールーフの価格を公開した。
同社のウエブサイトに、購入希望者が住所をインプットするとシステム価格とソーラー・タイルと非ソーラー・タイル(太陽電池の含まれていないタイル)の設置比率が計算される。
ちなみに、年間の推定発電量はグーグル社のサンルーフプロジェクトのデータに基づいた日射量を使用しているようだ。サンルーフプロジェクトは、グーグルマップを基に、地理的、気候的、さらに屋根面積と屋根への陰などを考慮して、年間発電量が推定される。
カリフォルニア州に住む筆者自身の住所をインプットすると、ソーラールーフのシステムコスト(Cost of roof)が9万8400米ドルと表示された... Read More Here。