June 19, 2017

米テスラ社の「ソーラールーフ」、予約販売の開始日に完売 価格は公表、変換効率は未だに「ミステリー」

Published at Nikkei Technology Online ---  昨年10月末、米テスラ社のCEO(最高経営責任者)のイーロン・マスク氏が「ソーラールーフ・タイル」と名付けた新型の「建材一体型太陽電池」を発表し、業界を騒がせた。その後、半年以上経った今年5月10日、同社は 「ソーラールーフ・タイル」の販売予約を開始した。

まずカリフォルニア州で施工開始

 昨年のマスク氏の発表では、 日本瓦に似たS型でオレンジ色のツーソン・タイル、斧で割った石片のようなスレート・タイル、斧で割った木片のような質感のテクスチャーガラス・タイル、そして、平らなスームズガラス・タイルの4種類が紹介された。

 そのうち、今回販売開始となったのはスームズガラス・タイルとテクスチャーガラス・タイルの2種類。スレートとツーソン・タイルは来年に販売を開始する予定となっている。

 同社は数カ月前からこの新製品のため、屋根職人の雇用を拡大し、6月からまず太陽光発電システムの市場が最も大きいカリフォルニア州でソーラールーフの施工を始めると発表した(図1)。

図1●テスラ社のソーラールーフ・タイルが設置された住宅(出所:Tesla)

価格とソーラーと非ソーラーの比率を表示

 この販売予約の開始と同時に、同社はついにソーラールーフの価格を公開した。

 同社のウエブサイトに、購入希望者が住所をインプットするとシステム価格とソーラー・タイルと非ソーラー・タイル(太陽電池の含まれていないタイル)の設置比率が計算される。

 ちなみに、年間の推定発電量はグーグル社のサンルーフプロジェクトのデータに基づいた日射量を使用しているようだ。サンルーフプロジェクトは、グーグルマップを基に、地理的、気候的、さらに屋根面積と屋根への陰などを考慮して、年間発電量が推定される。

 カリフォルニア州に住む筆者自身の住所をインプットすると、ソーラールーフのシステムコスト(Cost of roof)が9万8400米ドルと表示された... Read More Here