家具世界大手のイケアを始め、ナイキ、グーグル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、スターバックス、ウォルマートなど、世界的なリーディングカンパニーは地球温暖化対策の1つとし、全ての事業所で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目標と掲げている。これらの企業は目標を達成するために、屋根置き太陽光発電などの分散型発電をオフィス、または工場などに設置したり、メガソーラー(大規模太陽光発電所)のディベロッパーと長期電力購入契約を結んだりするケースがある。
米国ネバダ州ラスベガスに拠点を持つSwitch社も例外ではない。同社はSUPERNAPと呼ばれるデータセンターの開発・運営とコロケーションなどのサービスも提供している。膨大な電力を使用し、1000以上のクライアントのミッションクリティカルなビジネスをサポートする。
ネバタ州レノに計画中のSwitch社のSUPERNAPデータセンター(出所:Switch社) |
データセンターの電気を再エネ100%に
同社は現在、ラスベガスで9つのデータセンターキャンパスを運営しており、総面積151万926平方フィートになる。さらに3つのデータセンターを建設している(総面積119万8348平方フィート)。また、ネバタ州北部に位置するレノではデータセンターキャンパスを建設中(総面積120万947平方フィート)で、さらに6つのデータセンターキャンパス(総面積528万6294平方フィート)の建設を予定している。
レノのデータセンターが完成すると、世界最大のデータセンターになる(図2)。ちなみに、出品・販売・輸出できるオンラインマーケットプレイスを提供する米EBay社はレノのデータセンターの新顧客である。..Read More Here