March 26, 2015

電力会社が運営するコミュニティーソーラー、カリフォルニア州も推進へ

Published at Nikkei Technology ---  米国では「コミュニティーソーラー」が、開発業者や投資家から注目を集めている。コミュニティーソーラーは、日照などの理由で家や建物に太陽光発電システムを設置できない、もしくは設置条件が整っていても太陽光発電システムを設置する十分な資金がない、といった電力消費者に太陽光発電システムの利用を促す仕組みだ。

 自宅の屋根や敷地内ではなく、地域社会(コミュニティー)内やその近くに設置された太陽光発電システム(コミュニティーソーラー)の一部を購入する。コミュニティーソーラーで発電した電力は、あたかも自宅に太陽光発電システムが設置されているかのように、電力会社に売ることができる。その電力によって、毎月の電気料金の支払額を削減する。
150 kW Community Solar System in Vermont, Credit: Soveren Solaris

 開発業者にとっては、太陽光発電システムの設置が困難だった電力消費者の開拓が可能になるというわけだ。

2006年に初の事例

 米国初のコミュニティーソーラーは、2006年にワシントン州エレンスバーグ市に設置された70.5kWのシステムと言われている。現在、コロラド州やミネソタ州、カリフォルニア州など10州が、法律や規定でコミュニティーソーラーの導入を促進している。

 米NREL(National Renewable Energy Laboratory)の発表したレポート「Status and Trends in the U.S. Voluntary Green Power Market(米国での自発的グリーンパワー市場の現状とトレンド)」によると、2014年9月時点で全米に合計40MWの64のコミュニティーソーラーが存在する。2014年9月時点で未完成の建設中のプロジェクトは60MW近くになるという。.. Read More Here

March 19, 2015

Post-FIT Japan: Manufacturers Promote PV Systems with Inverter-Integrated Energy Storage Systems

Published at Renewable Energy World --- The Japanese government has announced the new feed-in tariff (FIT) rate for the fiscal year 2015, effective April 1st. The new FIT rate for residential solar photovoltaic (PV) systems will be ¥33/kWh, down from ¥37/kWh the previous fiscal year.

March 10, 2015

どうなるハワイの太陽光発電、フロリダの企業が電力会社を買収

Published at Nikkei Technology ---  2015年1月に、フロリダ州に拠点を置く米NextEra Energy社が、ハワイ州で最大の電力会社を持つ米Hawaiian Electric Industries (HEI)社の買収と合併の申請を、ハワイ州公益事業委員会(PUC:Public Utilities Commissions)に提出した。買収金額は43億米ドルと発表されている。この金額にはHEI社の13億米ドルの負債も含まれている。



 NextEra社の子会社には、フロリダ州で最大、全米でも第3位の電力会社の米Florida Power & Light(FPL)社がある。さらに、別の子会社の米NextEra Energy Resource社は、北米で最大規模の太陽光発電所と風力発電所の開発会社として有名であり、カリフォルニア州に発電設置容量750MWの「McCoy Solar太陽光発電所」を建設している。

 一方のHEI社は、電力会社の米Hawaiian Electric Co.(HECO)と米Maui Electric Company(MECO)、米Hawaii Electric Light Company(HELCO)を子会社に持つ。

 なぜ、フロリダ州の電力会社が、本土から離れたハワイ州の電力会社を買収、合併しようとしているのだろうか。... Read More Here