June 4, 2014

米エネルギー省の太陽光発電イベント、2020年に向けたコスト削減と、2040年のビジョンを語る

Published at Nikkei Technology Online --- 2020年までに、大規模太陽光発電施設の発電コストを、6米セント/kWhまで引き下げる――。米エネルギー省(DOE:Department of Energy)が掲げるコスト削減目標に向けた研究成果の発表や議論が、DOE主催のイベント「SunShot Grand Challenge Summit」(2014年4月19~21日、カリフォルニア州アナハイム市)で繰り広げられた。政府機関や大学、研究所、産業界などから、総勢800人を超える参加者が集まった。

DOEは2010年に、太陽エネルギー発電のコスト削減に向けた技術開発の10年計画を「SunShot Initiative(サンショット・イニシアティブ)」として発表している。“SunShot”は、ケネディー大統領が「人間を月に送り、無事に帰還させる」と宣言した宇宙開発プログラム「Moon Shot(ムーンショット)」の月を太陽に変えたものだ。SunShot Initiativeのゴールは、2010年に21米セント/kWhだった大規模太陽光発電施設の発電コストを、2020年に約70%減の6米セント/kWhまで引き下げるというものである。この発電コストは、化石燃料の発電コストに匹敵する。... Read More Here

The DOE Sunshot Grand Challenge Summit