November 30, 2015

米大学最大の自家消費用メガソーラーが稼働、「ゼロカーボン」目指す 自動追尾システムとパネル洗浄ロボットを導入

Published at Nikkei Technology Online ---  11月20日、カリフォルニア大学デイビス校(University of California, Davis)は連系出力16.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の竣工式を開催した(図1)。このメガソーラーは、同大学の電力需要の14%を満たすことができ、カリフォルニア大学の中で一番大きな太陽光発電システムである。さらに、電力会社に売電するのではなく、自家消費用に開発されたという点では、米国の大学の中で最大規模になる。

デイビス校は、米国で最大規模の州立大学群であるカリフォルニア大学(University of California) システムに属する10校のうちの1つである。同校はカリフォルニア州の州都サクラメント市の約25km西部に位置する。総学生数3万4000人以上をかかえ、特に農学で有名である。


 このメガソーラーは米サンパワー(SunPower)社によって開発され、同校キャンパスの南側に広がる62エーカーの刈り取りが終わった畑に設置された。同社は、高変換効率の太陽光パネルの製造・供給で知られる世界的メーカーだが、太陽光発電所の設計・調達・建設(EPC)サービスも手掛けている。

パネル洗浄ロボットで発電効率が15%向上

 サンパワー社は、「オアシス」と呼ばれるメガソーラーの開発・施工プロセスを簡素化、低コスト化したテクノロジーを持っており、今回のメガソーラー建設では、このノウハウを採用した。架台システムは、太陽を1軸で追尾する自動追尾システムを使った。その効果で、固定式に比べ最高で25%もの発電効率の向上を実現できる。

 さらに、2年前に同社が買収した米Greenbotics社の開発した太陽光パネル洗浄ロボットを使った場合、従来のパネル洗浄方法に比べ、水使用量が75%少なくなるうえに、発電効率を15%向上する効果もあるという...。See More Here

November 24, 2015

Japan Passes FIT Peak: Now What for 87 GW Renewable Queue, 2030 Energy Mix?

Published at RenewableEnergyWorld.com --- Between July 2013 and July 2015, the Japanese feed-in tariff (FIT) program has supported the installation of over 22 GW worth of renewable energy nationwide, according to the latest data released by the Ministry of Economy, Industry and Trade (METI). That means, in only three years, the nation doubled its renewable energy capacity. Those renewable energy projects have cumulatively generated 66,854 GWh of renewable electricity, roughly equivalent to the annual electricity consumption of the state of Minnesota, ranked 19th in the U.S. for clean power generation.

Source: Japan METI
The FIT program heavily skewed toward solar

Although the program supports five renewable technologies: solar photovoltaic (PV), wind, hydro (below 30 MW), geothermal and biomass, PV accounts for 96 percent of the 22 GW of installed capacity in the last 37 months.

Source: Japan METI


The FIT program aided Japan in its ascent towards becoming one of the world’s biggest PV markets in 2013 and 2014. According to METI’s data, Japan installed 8.51 GW of PV under the FIT program. In the first seven months of this year, Japan has already installed a little over 6 GW. If Japan manages to install 1 GW of PV every month from August to December of this year, Japan will hit, as many PV industry analysts have predicted, 10 GW and solidify its position at the top of the list again this year....Read More Here

November 18, 2015

ハワイ州で“夜間用メガソーラー”を建設へ 蓄電池併設で夜間のピークを賄い、石油火力の出力抑制

Published at Nikkei Technology ---  ハワイ州は太陽光発電産業において「未来からの絵葉書」と呼ばれる。その理由は太陽光発電の大規模導入により将来、本土で起こりうると予想されているイベントが、このハワイ州で全て既に起きているからだ。イベントとは、グリッドパリティー、分散型太陽光発電システムの接続保留、メガソーラー(大規模太陽光発電所)への蓄電池併設による出力抑制防止など──。ハワイ州では、全米の太陽光発電設置容量の50%以上を占める本土カリフォルニア州よりも一足先に、これらを経験済みで、本土の電力会社はハワイ州の行動から目が離せないのである。

 そんなハワイ州でまた「全米初」のイベントが起ろうとしている。

 太陽光発電は、日照条件で出力変動し、さらに必要な時に発電できないという欠点がある。しかし、蓄電池の併設により、メガソーラーの急峻な出力変動を平滑化したり、または昼間の余剰電力を貯めておき夜間に放電したりすることが可能になった。既に米国本土でも、蓄電池を併設する手法は採用されている。

 しかし、今回のハワイでのケースは、蓄電池の併設によって昼間の発電を「夜間用」に使用する。つまり、メガソーラーを「夜間用電源」として活用するものだ。

 ハワイ諸島の最北端に位置するカウアイ島をサービス管轄に持つ電力会社Kauai Island Utility Coop(KIUC)社は、メガソーラーと蓄電池を合わせた長期電力購入契約を米SolarCity社と交わしたことを今年9月に発表した。米SolarCity社は、米国の住宅用太陽光市場でシェアトップを握る企業だ。

 今回の契約は、KIUK社とSolarCity社との2回目のパートナーシップを意味する。KIUC社は、2014年に運転開始した「Koloa」と呼ばれる、SolarCity社の出力14MW(連系出力12MW)のメガソーラーから電力を購入し始めたばかりである(図1)。

14 MW-DC "Kola Solar" installed by SolarCity for Kauai Island Utility Corp
17MWのメガソーラーに52MWhの蓄電池を併設

 蓄電池の供給先はまだ発表されていないが、米Tesla社の可能性か高いと予想されている。それは、テスラ社のCEO(最高経営責任者)、Elon Musk氏はSolarCity社のCEOを務めるRive氏の従兄弟にあたり、さらに、SolarCity社の会長を務める。つまり、両社は親密な関係がある。...Read More Here

November 16, 2015

メガソーラーの出力抑制を防ぐため、昼間の電気料金が夜間より安い! ハワイ州・カウアイ島の電力会社が、夜から昼への需要シフト促進

Published at Nikkei Technology ---  ハワイ諸島の最北端に位置するカウアイ島では今までの常識を覆すようなことが起っている。

 通常、需要ピーク時の需給バランスは、急な変化に対応できる輸入化石燃料による火力発電により調節される。ただ、石油火力は発電コストが相対的に高い。そこで、電力の供給コスト低減のため、夜間の電力割引などを通じて電力需要が最大になる昼間の需要を他の時間帯にシフトさせる「ピークシフト」が、推進されてきた。

 しかし、カウアイ島では、午前9時から午後3時までの電気単価が夜間より「安い」のである。その理由はなんと太陽光発電にある。

 カウアイ島をサービス管轄に持つ非営利協同組合運営の電力会社Kauai Island Utility Coop(KIUC)社は、ハワイ州で最大規模となる太陽光パネル出力14.5MW(連系出力12MW)のメガソーラーを今月初めに運転開始した(図1)

14.5 MW-DC the largest PV installed in Hawaii, Credit: REC Solar

米国で太陽光発電浸透率が一番高いハワイ州

 米国で、「太陽光発電の先端地域」と言ったら全米の50%以上のシェアを持つカリフォルニア州を思い浮かべる。だが、一人当たりの太陽光発電導入量で見ると、実はハワイ州がカリフォルニア州を大きく引き離しナンバーワンとなっている。これは、ハワイ州の12%の家庭が太陽光発電システムを設置しているのに匹敵する。..Read More Here